別れが突然やってきた。
一部の方には改めてのご報告ですが、このたび5年半連れ添った相棒、ロードスタークーペを降りることになりました。
「ユーノスロードスター」をはじめ、最近復活を果たした幻の名車「RX500」、かのジウジアーロも絶賛したという「ユーノス500」のデザインを手がけた福田成徳氏はじめとするマツダE&T入魂の逸品、ロードスタークーペ。「レア」というよりは「存在を知られていない」という表現の方が正しいとさえいえるクルマです。
これはルーフパネルなど特別架装部分がほとんど手作業であることによる日産2台(!)という、超少量生産体制だったこともあり、マツダ自体も目立った宣伝活動を行なわなかったことに加え、宇品工場の火災という憂き目に遭い、270台余りという生産台数にとどまったこともあります。
結局、5年半の間に道路上ですれ違ったことは1度たりともありませんでした。さらに自分と同仕様である、ベロシティレッドマイカのTYPE-Aに至ってはミーティング会場ですら目にすることはありませんでした。
そんなクーペと5年半もの間毎日接することができたのはまさにオーナーの特権。しかしそのクーペの走っている姿を見ることがなかなかできなかったもまた、オーナーならではといったところでしょうか。
それにしてもこの5年半、いろいろあったなあ~。
ちょうど注文をしたのが結婚を決めた時期で、納車に4ヶ月もかかってしまったものだから、嫁さんの実家に結婚の挨拶に行ったあとに車が変わっちゃってそれがしかも真っ赤な2シータークーペ(笑)。前の車が黄色いNBだったとはいえ、最初にコイツで行った時はバツが悪かったなあ。案の定お義父さんにあきれられたっけ(笑)。
ロードスタークーペの技術展示会が横浜R&Dセンターで行なわれたとき、あまりのオーラで声を掛けられず、軽井沢でも一言後挨拶できただけでその後お会いすることができなかった福田さん。わがクーペに、生みの親に会わせてあげられなかったのは大きな心残りです。いつかぜひ、福田さんにお会いしたい。。。
いろんなところにも行ったねえ。東北、北陸、関東甲信越。。。どんなロングドライブでも、箱型ならではの超剛性感のおかげで疲れ知らずだった。
ひととクルマの話題になっても、相手がクルマに詳しくないと車名を言ってもわかってもらえない。だから相手によっては「クーペ」をつけるのをついためらって、「マツダのロードスターに乗っているんです」って言うと、「いいねー!オープンカー!!」なんて言われたりして(当然だ)。
「屋根の空かないロードスター」「矛盾した名前のクルマ」そんな声も確かに聞かれた。でもコイツにはハンドルを握ったものにしかわからない、オープンのロードスターとも一味ちがう「走りの世界」が、間違いなくある。
だから、屋根が空かなくても(けっこうツライんだけどね^^;)5年半も楽しむことができた。そして、モータースポーツという新たなる世界に一歩踏み出すことができた!
そしてなんといってもこいつが運んできてくれた貴重な出会い。貴重な同士といえるクーペオーナーの皆さん、貴重なベロシティレッドマイカ仲間であるロードスターターボのオーナーさん、みさ友、みんカラのお友達、そして気のおけない飲み仲間?トリコツーメンバーの皆さん。。。
「笑顔。逢える。」軽井沢ミーティングのキャッチフレーズ。シンプルでいい言葉ですよね!
うーん、思い出が多すぎて書いても書いてもたりない!!
ていうか書いている間にだんだん手放したくなくなってきた!!(;_;)
とはいえここで別れることになったのも「運命」なのでしょう。
決めた以上は「発つ鳥跡を濁さず」です。元に戻すところは戻して、5年半頑張ってくれたせめてもの報いに、できるだけきれいにしてあげよう!
「好きで購入した車でもいつか手放す時はくるもの」このブログをアップする前に乗換えを打ち明けたあるお方から頂いた言葉なのですが、ついつい感傷的になってしまいがちだったところで励ましの言葉になり、本当にありがたかったです。
さあ、ロードスタークーペとの付き合いもあとわずか。どんな思い出がつくれるでしょうか。。。
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コメント
僕は意地悪なのでろくなこと書きませんが。
思いっきり感傷的になっていいと思います。
だって、別れ際に際してこんなに感傷的になって
別れを惜しめる車がどれだけあるでしょうか。
もし、自分が同じ立場なら…
別れの日にディーラー(?)に置き去りにされる
ロードスターを想像すると、間違いなく
ビービーなくと思います。
こんなにも意のままに、一体的に、
わがままを聞いてくれて、
時に自己主張をし、
決してほめられたエンジンではないですが
懸命にウンウンうならせて坂を上り、
でも、そんなエンジンでも孤独な道を走っているときは
頼もしく感じて、何よりも楽しくて
安心していた。
狭いドアをくぐり、低いシートに腰掛け、
ステアリングを握ったときのワクワク感。
車を駐車場にとめ、降りるとつい、振り返ってしまう。
車が何かを語りかけているようでかわいく感じる。
深い愛着を沸かせてくれる車でした。
だから、別れに際して悲しめること、
漠然とした喪失感を味わえることは、
ロードスターという車が最後に感じさせてくれる
醍醐味なんだと思います。
だから、残りの日々、思い切りかわいがって、
そして惜別の別れを充分感じ取ってはいかがでしょうか。
投稿: nb | 2009年7月17日 (金) 23時14分
私も初代のNAを降りる時ってそんな感じでしたよ。
思い入れのある車は思い出も多いのが事実。
もうお会いしてから5年も経ちますが、多くの
レッド仲間が降りてしまいましたね。
そんな方達にロースターさんも加わってしまったのは残念です(笑)
またどこかでお会いしましょう。
私はもう少しベロシティレッドマイカのターボと
付き合って行こうと思います。
投稿: なべ | 2009年7月17日 (金) 23時34分
そりゃあ誰にもいつかは別れの時が必ずやってくるのでしょうが・・・
あんなイイ女と別れるなんて。。。しかも自分から。。。
僕には信じられません!(>_<)
とはいえ、そういう決断をされたからには余程の理由があるのでしょうね・・・きっと
>思いっきり感傷的になっていいと思います。
そして、本当に実感するのは恋人が居なくなってからだと思います。
でも大丈夫!♪
新しい恋人がそんな気持ちを忘れるくらい、
きっと夢中にさせてくれるでしょうから。。。(^_-)-☆
投稿: banabana | 2009年7月18日 (土) 00時48分
ロースターさんと知り合って4年ですか?たしか。
ロドクーペは他に見たことがありません。
とうとう見れなくなってしまうのは残念ですが、いろんな車にのるのもまたちがう感動が有ると思いますよ。
車は違ってもロースターさんが変わるわけではないので、今まで同様トリコツー行きましょうね。
投稿: 秋田のタカ | 2009年7月19日 (日) 17時13分
コメントをくださった皆様、暖かいお言葉ありがとうございました。
7月の下旬に1週間ほど寝込んでしまった影響もあり返信ができず申し訳ありませんでした。
nbさん
昨日はありがとうございました。ロードスターへのnbさん(と奥さん)の思いからすれば、ビービー泣くどころではありませんね、というか暫らく手放すなんて選択肢はあり得なさそうですね(^^
nbさんというと、愛用のジーンズを履きこなすようにさらっと乗りこなす感じが印象的で、体に馴染んでいるんだなあとつくづく感心してました。
当面赤不在になってしまいますが、新しい相棒もよろしくお願いしますね。
てかラッカースプレーとか持ってこないでね(^^
なべさん
NAも、独特の強い引力があるようですね。私はクーペを含め8年余り全てNBでしたので、NAも乗ってみたかったです。
レッドの中でもベロシティレッドは格別の色ですよね。何でNC2に採用しないんだろう。。。
これからもなべさんのブログにちょくちょく遊びにいきますので、よろしくお願いします!
banabanaさん
まあアレです、男女の仲と一緒でほんのちょっとしたきっかけが別れを招いてしまう、みたいな?
ところでnb氏が、赤が不在になってしまい問題であると心配されております。
banabanaさん、浜松に赤い上玉がbanabanaさんをお待ちのようですよ。ここはひとつどうです!?
秋田のタカさん
いや~、私もクーペ乗りの集まり以外ではすれ違ったことないんですよね(^^;
これからは街中で昔別れた彼女の影を探すかのように、クーペとすれ違えるのを心待ちにしたいと思います。
。。。VTECすごいっすね~(^^
投稿: ロースター | 2009年8月 2日 (日) 21時48分